今まであまりなじみのなかった男性介護士という仕事。しかし今では需要が高く、とても注目されている職業です。では実際にどのような仕事内容なのでしょう。そして、気になる男性介護士の収入面や、働くにあたっての心構え、女性介護士の視点からみる男性介護士の魅力などをご紹介します。
介護士たちは、利用者と過ごす様々な時間や場面はあるとはいえど、あくまでその人にとっての一場面を切り取ったところを見ているに過ぎないのです。ましてや、訪問介護やデイサービスなどの場合、1日中利用者と過ごすわけではありません。利用者のことを本当に理解するためには、普段どう過ごしているのか、どうやって今まで過ごしてきたのか、これまでの選択やこれからの希望など、私たちのほうから知ろうとしない限りは得ることのできないものもあります。
利用者との会話だけでなく、家族との会話にも多くの情報が含まれていることもあります。そういった部分に耳を傾け、相手を知ろうという心を持ち、その意識を高めていくということが必要なのです。
利用者がどういった機能訓練を必要としているかというのは多種多様です。そのため、介護職員として働く人はその人の生活支援を担う1人として、利用者に対しどのように支援をしていくかというのが重要になります。
入浴や食事などといった基礎生活だけではなく、毎日元気に希望を持って生活ができるように支援をしていくことが求められます。基礎生活の援助というのは、あくまで目標を達成するための手段です。大事なのは、相手のことを理解したうえで、どういった目標を決めていくことなのです。
訓練を重ね、ある程度歩行ができるようになった。ある程度自宅での排せつにも自信がついた。こうなれば、外出先であっても介助があればトイレを使用できることになり、つまりはある程度の時間外出ができるようになった、ということになります。
そしてこの結果により、たとえば利用者が「動物園に行きたい」といった目標をもつことができ、さらにその目標を達成することにより大きな充実感を感じ、新たな夢や目標を持つことができるのです。そうやって、利用者が目標に向かって「がんばろう」という気持ちを刺激し、欲求を支援していくことがとても重要になってくるのです。
こうのように、一場面だけを切り取った介護ではなく、こちらの心がけや利用者の訓練により、どういった成果が現れ次にどうつながっていくか、というのを考えていくことが大事なのです。また、介護施設だけではなく家族などの繋がりはもちろん、自治会などと協力し地域として取り組んでいくことが、これからより重要になってくるでしょう。今後はさらに、施設だけの介護にはとどまらず、地域やコミュニティーのなかでの触れ合いの場を持つということが多くなっていくでしょう。
介護職に就きたい方へこのサイトは、女性が多くを占める介護業界における男性介護士の需要についてまとめています。お問い合わせ→→dansei_kaigoshi @yahoo.co.jp
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